診療内容
訪問診療について
訪問診療とは、お一人で通院が困難な患者さんに対して、医師があらかじめ治療の計画を立て、定期的に診療にお伺いし、治療・看護・健康管理等を行うものです。
ふなだまり診療所は在宅療養支援診療所として、定期訪問に加え、緊急時には24時間365日対応できるよう体制を整えております。
訪問診療の目的は、病気の治療だけではありません。
転倒や寝たきりの予防、肺炎や褥瘡(床ずれ)などの予防、栄養状態の管理など、予測されるリスクを回避し、入院が必要な状態を未然に防ぐことも重要な役割です。
ふなだまりの訪問診療の特長
- 患者さん、ご家族さまとのコミュニケーションを大事にしています。
通常は20分程度、医療処置や病態の説明が必要な時は60分程度時間をかけることもあります。 - 治療に対して揺らぐ気持ちに、適切に対処します。
自宅に戻ったが、思ったより大変だった いったん保留にしたけれど、やはりお願いしたい、という変化は、誰にでも起こりうると考えています。 - 入院が必要な時に、救急科専門医がどの科の治療が必要かを適切に判断し、適切な施設に紹介します。
患者さんは治療を早く開始でき、病院の医師も専門性を最大限に発揮できます。 - 成人期に達し、小児科は卒業と言われている患者さんが適切な治療を継続できるよう、患者さん・親御さんと共に考えてまいります。
ふなだまりでできること
認知症管理
認知症サポート医が投薬を調整し、地域で支える体制を整備します
疼痛管理
がん末期の痛み、慢性疼痛の痛みに、訪問看護師・薬剤師と連携して対処します
終末期管理
最期まで家で過ごしたい、ずっと入院させてきたけど家で看取りたい、自分のことができなくなったら入院したいなど、どの希望にもお答えします
褥瘡処置
訪問看護ステーションとも密接な連携を取りながら、デブリドマンとガーゼ交換を行います
陰圧閉鎖療法(VAC)なども対応可能です
胸腔、腹腔穿刺
安全性、確実性を最大限に重視します
各種デバイス管理
人工呼吸器、呼吸補助装置の管理、在宅酸素療法、気管カニューレ交換
中心静脈栄養、末梢輸液、輸液ポンプ、輸血
経鼻胃管留置、胃ろう管理、人工肛門(ストマ)管理
尿道バルーンカテーテルの留置・交換 ほか、医学的な処置・交換に対処いたします
訪問診療が受けられる方
おひとりで通院が困難な方が対象となります
以下のような方がいらっしゃいます
- お子さんを含む、寝たきりの方
- 内科疾患で、継続的な治療が必要な方
- ご自宅での緩和ケアを希望される方
- できるだけ、できれば最期までご自宅で過ごされたい方
以下のような方も可能な限り対応いたしますので、まずはご連絡ください
重症心身障がい児
医療的ケア児
青年期・成人期に達し
小児科を卒業の方
褥瘡の治療のみ
次回入院までの対応等 短期の介入
訪問介護、ケアマネージャーを
これから導入する方
突然退院が決まった方
診療地域
町田市 を中心にして、相模原市・川崎市・横浜市 も訪問いたします。
その他地域も訪問可能かどうか、お気軽にお問い合わせください。
診療費用
ご利用料金(ご自宅の場合)
対象 | 負担割合 | 標準負担額 | 上限額 |
---|---|---|---|
70歳以上 | 1割 (限度額証区分ⅠⅡ) | 約 7,000円 | 8,000円 |
1割 (限度額証なし) | 約 7,000円 | 18,000円 | |
2割 | 約 14,000円 | 18,000円 | |
3割 (現役並み所得Ⅰ) | 約 21,000円 | 80,100円 | |
3割 (現役並み所得Ⅱ) | 約 7,000円 | 167,400円 | |
3割 (現役並み所得Ⅲ) | 約 21,000円 | 252,600円 | |
70歳未満 | 3割 | 約 21,000円 | 35,400~252,600円 |
こちらは、月2回の定期訪問を行った際の1か月分の料金の目安を掲載しております。
外来診療とは異なり、訪問診療では1か月分の診療費を、口座から引き落とさせていただいております。
保険診療ですので、各種健康保険が利用できます。
訪問1回につき、500円を交通費としていただいております。
月2回を超える定期訪問や臨時往診、医療処置や検査を行った際には標準負担額に加算されます。
お薬代は、別途薬局にお支払いいただきます。
障害のある方、小児慢性疾患認定、難病認定、生活保護など公的助成のある方の場合、自己負担額はより軽減されます。
訪問診療開始までの流れ
お電話・メールでの
お問い合わせ
初診の日程を設定
ご自宅に伺い診療開始
初診前にご説明、および契約を行います。
医療保険証、お持ちの方は介護保険証・介護保険負担割合証をご用意ください。
ケアマネージャーさんがいる場合
まずはケアマネージャーさんへご相談ください。
ケアマネージャーさんが必要な情報を当院にご連絡してくださいます。
かかりつけの先生へのご連絡
主治医の先生がいらっしゃる場合は、訪問診療を利用される旨を必ずお伝えください。
主治医の先生が訪問診療を行っておられることがあります。
当院に訪問診療をご依頼いただくことが決まった際は、主治医の先生からの診療情報提供書があると、よりスムーズに診療が開始できます。
(まだでも、なくてもできる限り対応いたします)